2018年4月9日(月) 開演19時30分 終演22時 会場 阿佐ヶ谷ロフトA 出演 いしづかあつこ、吉松孝博、小黒祐一郎(司会) [吉松さんトーク(ニコニコ配信分)]
いしづかあつこ監督はオタクじゃないのでイメージの共有が難しかった。 吉松さんに合わせてハロプロで共有してくれる監督。 デザインで参考にした芸能人の話。 ・南極料理人の弓子さんは Berryz工房の徳永千奈美のイメージ。色指定の際地黒にしてもらった。 ・報瀬はハロプロの植村あかりのイメージ。 ・キマリの妹リンは星野にぁほぼそのまま。 シナリオで読んで3話で感動して、3話までみんな見てくれ!いける!と思っていたが、できたものを観たら1話で感動した。新幹線乗るだけなのにどうしてこんなに感動するんだろう監督すごい! ネタバレを知りたくないのでキャラクターが何を話しているかは気にしないようにして作業した。 監督が唯一好きなのがドラえもんなので、ドラえもんの映画の話だけしてた。 オタクじゃないばかりにオタクとの会話でハードルを背負っている監督。 「アニメ見てないのにアニメ作れるんですね」 「アニメ見てるのにアニメ作れない人もいますからね」→会場笑い [いしづかあつこ監督登場 ここから監督のトーク] ・監督が若くて美人なので会場のテンションが上がる。 小黒さん「監督アイドルみたいですね」 吉松さん「ラッシュチェックで鬼のようにリテイクを出すのにみんなニコニコして直しましょう直しましょうと言う。これまでにない現場」 ・撮影監督はすごく勤勉でこちらの意図を汲んでくれる。 7話の船のカットでは、船にロマンを乗せてくださいと指定すればライトを調整してロマンを乗せてくれた。 ・吉松さんはエゴサしては監督に報告にいく。 監督はエゴサしないけど報告されてファンの反応を把握している。 ・監督は誰よりも絵が上手い。 監督、作画監督の吉松さんの描いた色紙を見て「絵がうまいですねえ」 ・企画には時間かけてるが制作スタートは遅く全力ダッシュ。 ノーゲーム・ノーライフを手がけている時期だったので、 毎日神々の戦いを考えながら女子高生が館林でキャッキャしている作業をしていた。 混ざって神々がコンビニの裏で頑張っている夢を見てしまった。 ノーゲーム・ノーライフの作業では地平線しか見えてなくて、 よりもいの作業をするにあたり室内のレイアウトも勉強し直した 。柱ってなんだっけ? ・吉松さんを作画監督に指名したのはいしづか監督。 作画監督は現場のお父さんなので吉松さんが良かった。 吉松さん絵柄違いすぎない?と言ってくるPもいたが、監督「大丈夫です吉松さんはなんでも描けますから!」 吉松さんを指名したもう一つの理由は表情の幅を広げたかったから。 顔の筋肉をちゃんと使って表現してくれる。 ・吉松さんは大体会社にいてくれるので密にコミュニケーションとりやすい ・ノーゲームノーライフのシナリオ会議のあとに他に面白いものないかね~と企画。 当初は机の引き出しから猫型ロボットの女の子が出てくる話にしよう!と思っていた。 どんなのが好き?と引き出されていくうちにそうなった。(ドラえもんが好きなので) その頃から主人公はキマリだった。 デザインは今のイメージでショートボブで、某のび太くんのような黄色が似合う子。 ・シンガポールはロケハンしていない。 ノーゲーム・ノーライフのイベントで行ったが、まさかその後舞台にするとは思っていなかったので全然写真撮ってなくてがっかり。 再現度が高いと現地の方がとても喜んでいた。現地のテレビでも取り上げられた。 ・吉松さんはちょうどハロプロとかぶってて群馬ロケハン行ってない。 ・オリジナルなのでオンエアまでファンの反応がわからない状況で、怖さが勝っていたが ラッシュチェックのあとに吉松さんがスタンディングオベーションしたので安心した。 吉松さんのリアクションが支えになっていたが、(ネタバレを防ぐために)絵コンテを読んでくれなくて困った。 ・引っ張りすぎても興味を失ってしまうし、1話ごとに何か得られるものがほしい。 各話、一歩ずつステップアップしている作りにした。 ・脚本は花田さん主導なので、内容も花田さんが一番筆が乗るものにした。 花田さんが詰まったらそこは変えていいです!とした 。とにかく筆が乗るものを優先。 他の仕事を全部断って注力してくれていた。 脚本が上がるまで密に打ち合わせをしていた。 脚本先行なので、終わった後はお互い『花田ロス』・『いしづかロス』になった。 ・シナリオが出来た後はこだわり抜いて作った。 吉松さん「10話頃になんでこんなところに鏡置いてあるんだろう?邪魔だなあと思っていたら、 最終回の写真の写りこみのための装置で驚いた」 ・キャラクターの性格の造形は基本、花田さん主導。 そこに肉付けしていった。 花田さんの中では報瀬はクールビューティポンコツ美少女。 だったのをだいぶポンコツ寄りにした。 ・吉松さん「日向を巨乳にしろ!と監督に言われまくった」 吉松さん「自分は胸に興味がないので…」 監督「日向はガニ股などにされてしまいがちなので女の子らしさの表現にすごく気を使った」 「OPの水着ウインクすごくやりたかった。 吉松さんに描いてもらったスタイルのシルエット表を見てもらえばわかりますが、日向は実はスタイルがすごく良いんですよ」 ・衣装はほぼほぼいしづかさんのデザインだが、変なシャツやメーテル帽は吉松さん。 ・犬の帽子は最初犬じゃなかった。色を決める段階で犬っぽい色だね?と丸を一つ増やして犬にした。 犬になる前の設定が出回ってしまい、その後修正が大量発生する羽目に。 ・10話は結月の中で親友の定義の答えが出ていなかったので回収した。 そんなにめんどくさい子にする予定ではなかった。 ・みんな特にモデルはない。 どういうキャラクターなら南極まで突っ走れるかを考えたらこうなった。 ・南極料理人の店『じんから』で打ち上げした。 (※参考URL:http://kyokuchi.or.jp/?page_id=2784) 弓子さんの設定資料にはじんからの南極料理人さん(男性)の顔写真がモデルのように入っていて会場笑い。 ・財前敏夫くんは油断するとイケメンになってしまうのでおでこが狭くならないように注意した。 佐々木夢さんは絶対にありえないであろうスカート姿だが、そこはアニメなので!気にしません! 安元保奈美さんは演技にもっと甘えた声で!とリテイクが多く、ぱーしゃるぅーに5テイクくらいしてる。 ・報瀬のお母さんについてはみなさんの想像におまかせしたいですが、キマリがもう少し賢くて大人になった感じの人です。 前髪もぱっつんにしてキマリっぽくしてください!と指定した。 声がすごく合ってたと思います。 ともすれば冷たい親にも見えてしまう設定だけど、演技を見てこの人は娘が大好きな人だ!と思えるもになった。 ・キャストが本当に素晴らしかった。 メインどころはちゃんもオーディションやってます。 ほんとに中身もそのまんまみたいな人が集まった。 いや、かなちゃんはポンコツじゃないし、別にはやみんもめんどくさくないです! いのりんはイヤホンとマスクと帽子全部忘れて帰るのでまんまでしたね。 ・12話はかなり攻めていて、これが受け入られたら今後もいろんなことに挑戦できるなと思った。 12話はラッシュチェックの後、 普通はおつかれさまでしたーとリテイクの話になるのに、ずーんと沈黙になってしまった。 ・吉松さん「南極に連れてってくれてありがとうございました」 ・日向は一人で頑張っているイメージなので家族の描写はやらなかった。 ・(結月がなぜ北海道出身なのか?の質問に)物理的距離がほしかったので北海道にした。 あとどさんこと言いたかった。 ・(続編は考えてますか?の質問に)プロデューサーに聞いてください!プロデューサー!(呼びかけ) 個人的によりもいが終わってしまって寂しい気持ちもありますが、 彼女たちは結論を出して得るべきものを得ているので。 そこから先はゴールの後!なので考えにくいのです。 でも、違うところに旅に出て次のゴールを得られるなら可能性はあるのかなと。 ・(10話のめぐっちゃんはどこにいた?の質問に)10話時点ではまだ旅立っていない。 部屋の端にプレステを描いている。 キマリがいなくなった部屋で彼女だけが取り残されている。 キマリとずっと距離を取れなかった彼女が地球のはしっことはしっこで最も距離を取った。 大事なのは宇宙よりも遠い場所に行った、家族よりも近い友達。 コメントはクローズされています。
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